アラン・シーラー「マン・シティもリバプールも、どちらも2位で終わるのは不条理」

以下は、昨日(5/10)のBBCスポーツのアナリストであるアラン・シーラーのプレミアリーグ優勝争いのプレビュー記事です。

■アラン・シーラー「マン・シティもリバプールも、どちらも2位で終わるのは不条理」

マンチェスターシティとリバプールが今週、プレミアリーグとヨーロッパとで見せたものは、この両チームがいかに例外的に素晴らしいチームかということを改めて証明した。

今季のプレミアリーグ優勝争いがこんなに激しいものになったのは、両チームが勝ち続けたから。

正直、私はこの両チームともに最終日も勝ち続けると思う。つまり、リバプールが2位で終わることになると思っている。

シーズンを通して僅か1敗しただけのリバプールが。

そうなったとしたら、プレミアリーグの史上ベスト・チームを最後まで追い詰めた、と言える。

両チームが見せてくれたフットボールは、最高のレベルだった。プレッシャーにさらされている時ですら、素晴らしいものを見せてくれた。もっと前の時点では、おそらくどちらか(もしくは両方)が、ポイントを落とすことがあるだろうと予測した。ところが、両チームともに、ひたすら勝ち続けたのだ。それも、自分たちのフットボールをして。

最終日に勝てば、マンチェスターシティは14連勝、リバプールは9連勝となる。プレミアリーグ史上でこれまで一度も、2チームが90ポイントを超えたシーズンはなかった。

両チームがいかにすごいか、ということだ。

リバプールは、先週のニューカッスル戦で、試合終幕の決勝ゴールで典型的な闘志を見せた。そして、シティは、レスター戦で、決して好調とは言えない試合で、ゴール・オブ・ザ・シーズンとも言えるバンサン・カンパニの弾丸シュートで勝利を勝ち取った。

試合後に、セルヒオ・アグエロが「あの時、カンパニに『シュートするな!』と叫んだ」という話を聞いた時、私は思わず苦笑してしまった。何故なら私も全く同じことを思ったのだから!

そしてカンパニはその叫びを無視してシュートした。シティにとって、必要だったことを主将がやり遂げたということだ。

そして、リバプール。

月曜日の夜に、シティのあの勝ち方を見ていて、リバプールの選手たちはどんな思いをしただろうと、想像するだけで心が痛んだ。翌日のCL準決勝で、バルセロナ相手に3-0を覆すという「不可能なタスク」を背負っていた選手たちが。それも、モー・サラーとロベルト・フィルミーノなしで戦わねばならなくなったリバプールの選手たちが、だ。

試合前に、私は思った。今季リバプールがトロフィーなしで終わるとしたら、それは不条理だ、と。でも、そうなるように見えたのだった。

しかし!リバプールはそのような世間の予測にカウンターを加えるかのような闘志で、ミラクルを作った。

バルセロナを相手に、リバプールの選手たちは野心と決意を闘志をむき出しで戦った。リバプールが今季プレミアリーグでずっと見せ続けていた、あの強い意志だ。

あの試合は、私がこれまでに見た最高の試合だったし、ファンの声援は言葉では言えないほどにすごかった。今後何年も語り続けられる試合になるだろうことは間違いない。

そして、リバプールは、その素晴らしいシーズンにふさわしい、トロフィーを自力で取るチャンスを得た。

ただ、仮にトロフィーなしで終わったとしても、リバプールのシーズンが失敗だったというのは間違いだ。昨季からこれだけ大きな向上を達成し、そして素晴らしいエンターテインメントを披露してくれたのだから。

私の目には、プレミアリーグのトップ2チームは、どちらも2位で終わるのは不条理だ。


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